冬虫夏草の分野における独自で唯一無二の研究

1967年 薬学博士である矢萩信夫とそのパートナーである矢萩禮美子が日本で生息する冬虫夏草の薬学的研究を開始してから、日本で生産された多くの冬虫夏草が市場に出回るようになりました。

 

当会の研究機関であるN.M.I.自然薬食微生物研究所で発表している研究・データはすべて日本冬虫夏草(ヤハギ株)のものとなり、その効果や安全性においてもそれ以外の菌株については保証できません。

 

また、私どもの研究が独自で唯一無二である理由は、日本冬虫夏草には確認できているものだけで500種類あり、その1種1種にも特性があることを追求していることにあります。

 

中国の冬虫夏草はコウモリガにしか寄生しませんし、日本冬虫夏草もセミにしか寄生しないセミタケ、ハチにしか寄生しないハチタケといったように、菌の種類によって寄生する昆虫の種類は決まっています。

 

多くの冬虫夏草菌は、昆虫が食べ物を取り込む口や、呼吸する気門といった弱い部分から入り込み、体液の流れに沿って移動しながら、脂肪組織やたんぱく質を分解して成長、やがて昆虫の活動が止まり絶命した後で身体中に細菌を張り巡らせます。次にじゅう菌糸体が堅く成熟し、主に夏に昆虫の外皮の弱い部分を突き破って、子実体と呼ばれるキノコの部分を伸ばします。

 

昆虫の細胞を分解する強力な酵素「生理活性物質」をもっているということは、ヒトのガン細胞をも分解してくれる性質を持つ可能性があるという仮説をたて、長年1種類ずつスクリーニングを続けてきました。

 

その1種類ごとのスクリーニング研究の結果、がん細胞の特性によって作用する冬虫夏草の種類が違うことが明らかになってきました。すなわち、肺がんや乳がんなどの部位が異なる細胞ごとに作用する冬虫夏草菌が存在するということになり、数か所に点在する場合は何種類かの冬虫夏草菌を合わせていかなければならないという結論に至ったのです。

 

これは他には見られない研究の結果で、唯一無二のデータとなるのです。